【開催報告】2025年1月25日(土) クラスアイ・ファシリテーター養成講座 in品川
《開催概要》
■日時 : 2025年1月25日(土) 10:00-16:30
■場所 : ふれあい会議室品川NO.19
■講師 : 小巻亜矢(NPO法人ハロードリーム実行委員会代表理事/株式会社サンリオエンターテイメント代表取締役社長)
■参加人数 :クラスアイ 17名/ファシリテーター養成講座 7名
《開催レポート》
昨年11月、夢の日イベントを開催した品川の会場で、クラスアイ・ファシリテーター養成講座は久々の開催となりました。ハロードリームの活動が大好きな方やご友人の方が全国から集まり、皆さん、開催前からとても楽しく、和やかなご様子でした。
午前の『クラスアイ』では、自分を客観的にながめ、気持ちや感情、やりたいことなどを整理する方法を学び、今の自分を整理していきました。対話的自己論をベースにしたプログラムです。まずは、ペアワークで自分の好きなものをたくさん相手に伝えて、見つけていくことからスタートしました。時間ギリギリまで「あと何が好き?」と、自分に矢印を向けて考えている姿が多く見られました。自分に影響を与えている出来事や出会いを振り返った後は、バスのワークです。自分をバスに例え、自分というバスの座席に座っている時の自分の声を聴いていきます。皆さん、さまざまな乗客を書き込んでいて、「こんな自分もいるんですね」と改めて気づいた、という方もいらっしゃいました。
「人間は感情の束である。本当の自分というようなものは存在せず、常に環境や出会いによって自分は変化し続け、全体を見ている自分も流動的です。」という小巻亜矢代表理事の言葉がとても心に響きました。
「3年後の自分」というバスには、「乗客はどんなことを言っているか」を考えることで、自分の行先・夢を考え、今日からできることを決めていきました。皆さん、今の自分のバスの行先が見えてきたようで、笑顔で前に向かっていく表情でした。
午後の『クラスアイファシリテーター養成講座』では、皆さん積極的に『クラスアイ』を学び、身につけたいという姿勢がとても感じる雰囲気でした。「今のバス」のイメージを膨らませるビジュアライゼーションを練習しました。やってみて、少し間が長いかな、と感じるくらい、自分も目を閉じてイメージを味わえる間をとることが大切だと分かりました。緊張すると間が短くなってしまいがちだということも、実際に体験してみて感じることができました。
「色々な体験をするたびに自分の中のポジションは豊かになります。葛藤を乗り越えるたびにポジションはさらに豊かになり、人には本当に無限の可能性があります。年を重ねることは、素敵なことですね。」小巻さんのやさしく、熱い言葉で、終始丁寧なご説明に、皆さん、真剣なまなざしでした。
『クラスアイ』で自己対話することを積み重ねたいと皆さんが思っていて、「クラスアイ手帳を小巻さんと作りたい」との積極的な提案も出ました。
講座の最後にお1人ずつ、自分の言葉で『クラスアイ』についての熱い思いを語っていただきました。皆さん、それぞれの体験から自己対話の大切さを実感していらっしゃり、聴いている方々もとても感動していました。
7名の新たなクラスアイファシリテーター誕生です!
《参加者の感想》
・さまざまな自分に気づき、蓋をしてしまった自分にも気づけた。「自分となかよく」していきます。
・今の自分をよく知ることで、本当は自分がどうしたいかが分かってきました。とても楽しい充実した時間でした。
・自分の身のまわりで悩んでいる友人にも、『クラスアイ』を通じて、寄り添い、葛藤から一歩踏み出すお手伝いができたら、と思います。
・他人を幸せにできる為には、先ずは自分が幸せに道に心を持つことが大切と思います。「自分となかよく」を実践したいと思いました。
・『クラスアイ』は毎回気づきがあり、前回・前々回と比較して、自分の中の変化や成長を感じることができました。
・『ファシリテーター講座』では、受講者の中にあるものを自然に引き出すために、ファシリテーターが細やかな気づかいをしていること、受講者の立場や様子に寄り添った想いや心の持ち方が大切であることに気づきました。
・「自分となかよく」は初めて接する概念でした。ファシリテーターとして、自分への理解を深めることの重要性を発信していきたいと思いました。
・自分と向き合うことの大切さを知りました。『クラスアイ』を受けることで未来の明るい自分に会えることを伝えていきたいと思います。
(2025年実行委員 地引孝光)